メールマガジン「ベトナム株情報」　VOL.40
2009.8.25
 
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01. BCI、価値のある投資チャンス
02. カテゴリー別　週間☆アクセスナンバーワン！ニュース
      （8月17日～8月23日）
      セレクト＜見る素材＞
      経済一般
03. 噂のうわさ話
      ソンダ銘柄
04. サイゴン・街角風景
　　 「誰かさんの落書き｣
 
 

01. BCI、価値のある投資チャンス
 
  ロンベト証券会社（VDSC）は、876ヘクタールという広大な土地を所有し、安定
した収入源を持つビンチャイン建設投資[銘柄コード：BCI]は、確固たる企業価値
を有していると評価している。

   ホーチミン市に広大な土地資産を保有

   BCIは、ホーチミン市西側での土地開発を他社に先駆けて行った企業として評
価されている。同社はビンタン区及びビンチャイン郡の、市中心部からわずか
15～20キロメートルという場所に広大な土地を所有している。BCIはこうした土地
を長期間かけて、極めて小規模の初期投資で購入している。現在こうした土地が
住宅用土地、工業団地、コンドミニアム、特に低・中所得者向け住宅建設の分野
で事業展開されている。これがBCIの強みである。

   VDSCのレポートによると、BCIが現在所有している土地資産は、およそ約876
ヘクタールあり、このうち約426ヘクタールが既に更地となっている。BCIが現在
までに展開している案件は約20件ある。

   今後3年間の安定した収入源

   そのうちの11案件については、展望がかなり明るい。例えば、

－ニャットランコンドミニアム案件(169室)およびタンタオ第1コンドミニアム案件
(480室)、購入登録が既に50％を超えており、2009年以降の主な収入源となる
見込み。
－フォンフー第2案件は、用地面積の70％以上について補償を完了させており、
今後は顧客へ土地の引き渡しを行い、代金を受け取る予定である。
－KDCフォンフー第4案件は、今年度約1,380億ドン(約7億1,800万円)の売上高
および420億ドン(約2億1,800万円)の利益を計上する見込み。

   既に完了した一部案件で、売上高および利益が2008年度に全て計上されてい
なかったものについては、2009年度以降に計上される。

－フォンフー第5居住区：2008年度に売上高の50％を計上。今年度は、2,170億
ドン（約11億3,000万円）の売上高および1,570億ドン（約8億1,800万円）の利益
を計上する予定。
－ナムフンヴオン・バックチャンヴァンキエウ居住区：今後2年間で653億ドン(約
3億4,000万円)の利益を計上する計画であり、2009年度は468億ドン(約2億4,400
万円)となる予定。
－タイテンルア案件：約60～70％が、平米当たり平均1,700～1,800万ドン（約9万
3,000円）で売却済み。全体で730億ドン(約3億8,000万円)の売上高および560億
ドン(約2億9,200万円)の利益を今年度中に計上する予定。

   しかしながら現在BCIは、資金不足や、ホーチミン市の地価が立て続けに上昇して
いることで、補償費用がかさむなど、いくつかの困難に直面している。案件が計画
通りに完了しない可能性もある。

   2009年度の売上高は5,700億ドンと予測

   今年上半期（1～6月）の売上高はわずか1,440億ドン(約7億5,000万円)と、計画の
25％に留まった。利益率は前年度と比較して大幅に伸びたが、販売費が急増したため、
売上高利益率は35％に過ぎなかった。連結・合弁会社の利益、そして特別利益が少な
からず上半期の税引後利益に貢献した。

   しかし、既に完了、または完了しつつある案件に基づいて、VDSCでは、2009年度の
BCIの売上高を5,700億ドン(約29億7,000万円)と予測しており、粗利益率も改善され、
46.6％に達するとみている。土地開発とコンドミニアム建設が主な収入源となる（85～
90％）。

   なおVDSCの株価評価法によれば、現在の平均的な株価は約5万4,900ドンとされて
いる。これに対して、同株を保有し、利益が20～25％出た場合には利益確定することを
提案している。

   注： これはVDSCのレポートに関して、筆者(Nga Nguyen)がまとめ直し、CafeFに掲載
された参考用の記事です。記事中の株価や提案も、VDSCがコンサルティングを目的
として計算したもので、具体的な取引指示ではありません。

  Nga Nguyen, Cafef.vn, 24/8/2009
 
 

02.カテゴリー別　週間☆アクセスナンバーワン！ニュース
（8月17日～8月23日）
 
このコーナーでは、前週のベトナム株情（http://www.viet-kabu.com）カテゴリー別アク
セス数No.1の記事を皆様にご紹介いたします。
ほかの読者はいったいどのような記事を読んでいるのか・・・？気になるところですね。
 
それでは、さっそくまいりましょう～。
 
・セレクト＜見る素材＞・
上場企業の無償増資の波
[2009/08/22 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/vietselect/090822115944.html
 
  最近、無償増資を実施する上場企業の情報が出ている。これが投資家の関心を
呼んでいる。そして、資本剰余金、更に株主資本が資本金と比べて非常に大きい
企業にも注目が集まっている。

   上場企業の株主総会承認事項を見直すと、殆どの企業では無償増資を計画して
いなかった。株主総会が開催された3月・4月には証券市場に回復の兆しが伺えたが、
希薄化を避けるために、無償増資案は一時中止するところが多かったのである。

   しかしここに来て、相場が安定してきていることから、株式配当や無償増資を行う
企業が現れ始めている。そしてそれが材料視され、株価に反映されている。更に、
サイゴン証券[銘柄コード：SSI]や、ヴィンソン－ソンヒン水力発電[銘柄コード：VSH]
等では、無償増資をまもなく実施するという噂さも広がった。

   多くの企業が現時点で無償増資を決定している理由は、投資家がキャピタル・
インカムゲインに対する個人所得税を納税することを避けるためだと考えられる。

   2009年に施行されている個人所得税法では・・・・
 
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・セレクト＜見る素材＞・
経済回復後に投資チャンスがある業界は？
[2009/08/22 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/vietselect/090822102127.html

  バオベト証券[銘柄コード：BVS]ファム・タイン・タイ・リン投資部長

   最近の証券市場に見られる積極的な傾向というのは、これまでは機関投資家に
のみ重視されて来た業種別の投資を個人投資家が行っていることです。専門的な
知識とリスクに応じて、個人投資家は投資規模により、業界をいくつか選択すること
ができます。1業界以上への投資を考えてみると、同時に複数の銘柄へ投資するの
と同じように、リスクは分散されます。

   しかし当然ながら、同時に・・・・
 
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・経済一般・
ベトナムの人口はおよそ8,600万人
[2009/08/17 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/economy/090817125610.html

  2009年度人口住居調査によれば、ベトナムは東南アジアで人口が3番目、世界
でも13番目に多い国であることが明らかになった。

   4月1日時点でのベトナム人口は8,578万9,573人であり、1999年より947万人
増加した。1999年～2009年までの年間平均人口成長率は1.2％。ただしこの数字
は1989年～1999年までの年間平均人口成長率よりも0.5％低く、これまで50年間
では最も低い伸びに留まった。

   全国で人口が多いのは、ホーチミン市で712万3,340人、ハノイ市・・・・
 
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03.噂のうわさ話
 
※くれぐれもお取り扱いにご注意ください！！
現地投資家は何を考え、何に基づいて投資をするのか？いろいろと推察しながら、
しかし、あくまでも「噂として」お楽しみください。
 
※こちらの記事はグローバルリンクアドバイザーズ株式会社が、毎週有料会員向
けに配信しているメールマガジン「ベトナム株通信」の過去記事をご提供いただい
たものから「ベトナム株情報」が独自に選んだ、おもしろい噂を組み合わせて掲載
しています。

◆グローバルリンクアドバイザーズ株式会社については、こちらをご覧下さい。
http://www.gladv.co.jp/adv/in/index.php?s=vietnam
◆「ベトナム株通信」については、こちらをご覧下さい。
http://www.viet-kabu.com/magazine/ad/global/index.php
  
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ベトナム現地投資家のうわさ話・ソンダ銘柄の巻！
(2009年8月6日発行　ベトナム株通信台793号より)
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　相場が上昇傾向を見せる時には、かなり良い反応を見せるソンダ銘柄。今回もぼち
ぼちと動きは出ているようですが、現地投資家はこうしたあたりに注目しているとか、
いないとか。
 
■ソンダ銘柄■↑？
 
　ソンダ銘柄の第2四半期業績は他の銘柄と比べてもかなり良好だが、ソンダ銘柄の
株価はまだ低い。2009年下半期と来年の利益も、主要水力発電所の工事と、不動産
投資案件によって高いレベルを維持できるはずである。まもなくソンダ銘柄の株価が
大きく伸びる時が来るだろう。投資家は上半期の業績が良いとか、流動性が高いから、
などという理由だけで、購入しないほうが良い。第10ソンダ(SDT)、第5ソンダ(SD5)、
第6ソンダ(SD6)、第7ソンダ(SD7)、第9ソンダ(SD9)、第11ソンダ(SJE)の財務指数
などを今一度、見てみよう。

   ・SDT：流通株式数1,170万株程度、上半期EPS3,649ドン(前年同期比193％増)、
1株株主資本(BPS)3万800ドン、株価は3万6,500ドン程度
   ・SD5：流通株式数600万株程度、上半期EPS5,469ドン(前年同期比65％増)、1株
株主資本(BPS)2万3,460ドン、株価は5万ドン程度
   ・SD6：流通株式数600万株程度、上半期EPS2,837ドン(前年同期比27％増)、1株
株主資本(BPS)3万490ドン、株価は2万8,000ドン程度
   ・SD7：流通株式数900万株程度、上半期EPS2,652ドン(前年同期比68％増)、1株
株主資本(BPS)3万6,797ドン、株価は3万3,500ドン程度
   ・SD9：流通株式数1,500万株程度、上半期EPS2,293ドン(前年同期比77％増)、
1株株主資本(BPS)1万7,590ドン、株価は2万8,000ドン程度
   ・SJE：流通株式数500万株程度、上半期EPS2,795ドン、1株株主資本(BPS)2万
4,170ドン、株価は2万4,000ドン程度

 
04.サイゴン・街角風景
 
毎週、ベトナムのほのぼの写真をお届けいたします。
今週は「誰かさんの落書き｣です。
 

 
誰もがある種の好感を持っているからなのか
それとも全く気にしていないからなのか。
なぜか、ずいぶんと長い間消されずに残っている
誰かさんの落書き。

ちょっと、へこんだ時の苦い気持ちが描かれているように感じる。
左の顔で思いっきり泣いて、
右の笑顔で｢やぁ～、仕方ないさ。セ・ラ・ヴィー！（それが、人生）｣
と自身を励ましているようだ。
でも、その笑顔の頬にはまだ、涙が流れているのです・・・。

ホーチミン市1区にて。

（photo by JC de B）
 


今回は、ここまでです。
 
最後まで、お読みいただきましてありがとうございます。
今後とも、「ベトナム株情報」を宜しくお願いいたします。
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